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一次創作、時々版権ネタ。
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グランクレスト大戦の非公式企画、Another War(通称GC天)に参加したPCや、オプション達の裏設定をまとめました。
びっくりするほど長いです。




〇コーエン
正規の設定はこちら。

・君主と捕虜の間に産まれた子。
奴隷扱いされるか殺されるよりはマシだと母の手によって領地の外へ逃がされ、
以来孤児として生きてきた。
不遇な生まれではあるものの、血筋としては聖印を扱う資質はある。

・捕虜の子だったために名前がなく、「コーエン」という名は聖印を授かった時にもらった。
漢字だと「幸燕」。レリムアの言葉に似せたものだが、あくまでも似ている程度
(メタな話、中国語ではなく日本語の読み)。
聖印は弓とツバメがモチーフ。聖印のデザインが一番苦戦した。
キャラモチーフは「柳に燕」、あるいは童話の「幸福な王子」。

・先代の君主がお人好しな人物で、優しさ故に裏切られて殺されたために
人を信じることや優しくすることを恐れる。
そのため「混沌に苦しむ人々を救いたい」という本心を押し隠し、
名誉を得るために人に尽くす偽善者を装った。
仲間や兵士に優しいのは建前で、打算的でゲスい性格が本性……と見せかけて
その本性すらも他人に深入りさせないための芝居である。ややこしい。

・公式大戦PCのエール(設定はこちら)とは2年ほど近所付き合いがあった
(コーエン6〜8歳、エール10〜12歳の時)。
姉弟子と呼んでいたが別に師弟関係はない。
コーエンにとってエールは「親に愛されて育った子、恵まれた子」の象徴だった。
(エールも戦争難民であり決して裕福ではなかったし、
恩人である君主に可愛がられているコーエンを羨んでいたが)
またロール上で明言はしていないが初恋の相手。今も恋愛感情は無いにしろ慕っているし、
エールに似た「冷静で聡明な年上の女性」に惹かれる。

・今後のこと……はあまり大きな声で言えないが。
師匠の生き様を辿るように生きてきたため、同じように配下を庇って死ぬような気がする。
たぶん10年後には生きてない。
後継がいなければおそらくシャンメイが聖印を継ぐことになる
(彼女も聖印を扱う資質は持っている。詳細は後ほど)。
ところでスタイルって聖印ごとに固定だっけ?使う人によって変わる?

○《戦場の吟遊詩人》こと香梅(シャンメイ)

戦争終了現在20歳。敬語口調でツッコミ役の方。
この君主ならいずれ英雄になると見込んでついてきた。
素直で気が強い。ひねくれ者のコーエンとは気が合わず、よく意見がぶつかり合う。

・同盟の君主と、正妻である契約魔法師の子。
父である君主は野心家で自己中心的、配下や家族も力の誇示のために利用するといった人間。
その上女癖が悪く、妾を囲う他に女中や捕虜にも手を出していた。
そんな父に嫌気がさして家を飛び出し、
自分の目で戦争と本物の英雄を見るために大陸を旅していた。

・事情を知る人物が誰もいないためロールでは一度も触れなかったが、コーエンとは異母兄妹。
兄弟はシャンメイが把握している中でも姉が数人。記録上はシャンメイが末娘になる。
しかし人知れず産み落とされた弟妹も多く存在するだろうし、
全ての兄弟を数えれば2桁はくだらないだろうとは本人談。
過去に一度だけ文官の姉がロールで登場したが、彼女は妾の子。
聖印も混沌も扱えなかったが、特に優秀だったために文官として起用された。
しかし父である君主には逆らえず、命令されるがままコーエンに裏切りを唆した。
そしてあっさり殺された。たぶん一番不憫なモブ。
コーエンも知らないとはいえ異母姉を手にかけたわけだが、
仮に事実を知ったとしてもで「それがどうした」で済ませるだろう。

・父である君主は正妻との間に作った子の中で、最も実力を持つ者を後継者に指名。
魔法を使える者は魔法師に育て、将来有望な君主と契約させた。
シャンメイのように聖印は扱えるが混沌が使えない、
またはどちらも才能のない娘は有力者の嫁に出される予定だった。
なお男の子供は物心がつく前に領地の外に捨てられるか殺されている。
これは易者に「いつか自らの息子に滅ぼされる」と言われたため。
母親の手によってコーエンが逃がされたのも、
いずれ殺されるよりはまだマシだろうというのが理由。

・コーエンとの関係も、当初は喧嘩するほど仲が良いというような
ケンカップルのような仲にするつもりだった。
だがコーエンが年下は庇護する者としてしか認識しておらず、
恋愛対象としては見ていないこと。
そうでなくても6歳差は無いな、と没に。
魔法剣士との恋愛フラグも考えたけどロールする余裕がなかったので自然と消えた。

○《エルフの魔法剣士》ことジャバリー

戦争終了現在10代半ば。加入以来見た目が変わっておらず、実年齢は不明。
片言口調でツッコミ役の方。本編で一度も名前が出てこなかった不憫な子。
闘技場で暮らしていたが、コーエンに雇われて以来同行している。

・喋れない分大人しいような雰囲気になったが、やんちゃで好戦的な性格。
異世界に飛ばされたきっかけも、悪戯をした罰として小屋に閉じ込められていた間の出来事。
弟を心配し、様子を見に来た姉と共にGC世界に召喚された。
さらに姉と引き離され、訳も分からないまま見世物として売り飛ばされた。
引き取られた先で異国の化け物たちと戦わされ、
神秘性を高め見栄えをよくするために姉の衣服を着せられた。
その後より良い環境の闘技場に移ったが、姉の行方は分からないまま。
服も姉の物なのだが、異界の服なので誰も女装だとは思わない。

・当初は言葉が分からないから喋れないのではなく、
呪いによって声が出せないという設定だった。
だが声を封じる魔法がルルブに見当たらず、
(GC世界の魔法がどれぐらい応用が利くのか分からなかった)、
かといって元の世界で呪いを掛けられたとしたら解きようがないことからうやむやに。
途中から言葉を覚えて喋れるようになった、という感じで適当に誤魔化した。
ちなみに本来の口調は、もっと少年らしい粗暴な喋り方。いわゆる_粗野口調。
(追記:投影体は最初から言葉が分かるという設定は完全に失念してました。
上の境遇を読んでもらうと何となくわかってもらえると思いますが、投影体というより
何らかの事情で本人が召喚されてしまった異世界人という立ち位置だったので……)

○その他没ネタ
・「好敵手にふさわしい強敵と激突」あるいは「親しかった相手と戦場で対峙」の
診断を引いたら、シャンメイの父親である同盟君主との対決を考えていました。
そうとは知らずに実の父を討つ、という。
シャンメイもコーエンの側につく(むしろ発破をかける)も、
討ち取られた父を見て少し複雑そうという感じの。
これで「自らの息子に滅ぼされる」という予言を回収するつもりでした。

・エンディングロールはいくつかの案がありました。
大戦場の怪我が元で百年戦争に参加する以前の記憶が消えてしまい、
思い出すためにアトラタンへ向かうとか。
(このネタを実行するために終盤はロスト狙ってました)
この場合、信念は覚えているものの「何故それを志したのか」が分からない。
また人に優しくできない理由も覚えていないため、
抑えていた本来の性格が出て穏やかで優しく見える……といった性格の変化を考えてました。
別作品に例えるならオルタ化してた人格が正史に戻る、的なノリで。
もしいつかGC天や続編や10年以上後のアトラタンを描いた企画があれば、
記憶をなくしたコーエンを出したいなとも。
記憶のないコーエンもキャラ的にはとても気に入ってましたが、
展開が唐突過ぎやしないかと悩みました。
結局他の方とのロールの中で自然と没になりましたが。
それはそうと、元悪人だけど悪事を働いていた頃の記憶がないせいで善人に見える
っていうキャラクターも面白いかもしれない。
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