一次創作、時々版権ネタ。
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シナリオ感想(ネタバレなし)
今更語ることのないほど有名なシナリオですが、
実際にリプレイを書いて改めて面白さを実感しました。
台詞やシーンのつなぎ方が自然で、さりげなく伏線を張り巡らせてあります。
おかげで長台詞を要約しづらかったり、いくつかの伏線をすっ飛ばしてしまいましたがそれはさておき。
リプレイの感想(微ネタバレ)
ウォルトの描写がめんどくさい。
機械関連の設定はかなり簡略化しているんですがそれでもめんどくさい。
メロの口調には密かにこだわってるけどすごくわかりづらい。
イズミの和風設定が口調以外に生かせなかったので、
次にリプレイ書く時はその辺もリベンジしたい。
スクショ・ネタバレ大量につきご注意ください。
今更語ることのないほど有名なシナリオですが、
実際にリプレイを書いて改めて面白さを実感しました。
台詞やシーンのつなぎ方が自然で、さりげなく伏線を張り巡らせてあります。
おかげで長台詞を要約しづらかったり、いくつかの伏線をすっ飛ばしてしまいましたがそれはさておき。
リプレイの感想(微ネタバレ)
ウォルトの描写がめんどくさい。
機械関連の設定はかなり簡略化しているんですがそれでもめんどくさい。
メロの口調には密かにこだわってるけどすごくわかりづらい。
イズミの和風設定が口調以外に生かせなかったので、
次にリプレイ書く時はその辺もリベンジしたい。
スクショ・ネタバレ大量につきご注意ください。
その日の夜、ウォルトが見張りをしていると
ルトラが起きだしてきた。
怪我の具合は大丈夫そうだが、どうにも眠れなかったらしい。
ルトラの話を聞いているうちに、彼女が聖職者を志したきっかけを教えてもらった。
ルトラ「……で、人ごみの中で心細くなって、エンエン泣きわめいてたんです。
雑踏と教会の鐘がすごい音に感じられて、怖くて怖くてどうしようもなくて……
そのとき、一人のお坊さまが私の手を握ってくださり、
優しい声で『大丈夫、怖くないよ』っていってくださったんです」
ルトラはその日の夜、自分の進むべき道が開けたと両親に話したという。
ウォルト「(……昼間の、セワードのことは黙ってておこう。
修道院の調査がお飾りでしかないと知ればショックを受けるだろうし……
後でイズミに怒られるかもしれないが、その時はその時だ)」
ルトラ「どうしたんですか、ウォルトさん。ずいぶん難しい顔をしてますよ?」
ウォルト「なんでもない。少し考え事をしてただけだ。
ルトラさんは何も心配しなくていいから、調査の事と、傷を治すことだけ考えていてくれ」
ルトラ「……わかりました。ウォルトさんのお言葉に甘えさせていただいて、みなさんを信用します。
私は、この聖務を全うすることだけを意識していればいいんですね?」
ウォルト「あと、ルトラさん自身のこともな。人間、身体が資本だぜ?」
ルトラ「――はい、わかりました。それじゃあ、護衛任務はしっかり頼みますよ?
いいですね、ウォルト?」
ウォルト「了解、ユアハイネス」
ウォルト「(俺にまともな夢がないから、この人の夢を壊したくない……
っていうのは、我侭だよな、やっぱり)」
直後、どこからともなく矢が降ってきて酒瓶に突き刺さる。
とっさにルトラを後ろに庇うと、起きてきた仲間と共に襲撃者の姿を探す。
――声の主は梁の上に陣取り、クロスボウを構えてこちらを見下ろしていた。
イズミ「(梁の上か……厄介だな。
遠距離攻撃以外届かないのはもちろん、追い詰めるには外壁を大回りする必要がある)」
ウォルト「(だが移動に時間をかけてたら逃げられる!)」
すかさずウォルトが銃を構えて撃つ。
梁から落とすまではいかないが、傷を負わせることは出来たようだ。
セワードが口笛を吹くと野犬の群れが集まってきた!
イズミ「セワードには普通に攻撃しても届かない。ウォルト、頼むぞ!」
ウォルト「了解!そっちも、犬どもの相手は任せたからな!」
メロ「先ほどは後れを取りましたが、遠距離攻撃ならば私も得意です」
シュライ「(上と下、同時に注意を払わないといけない。なかなか厄介だな)」
……何とか野犬の群れを追い払うことには成功したが、
結局セワードは取り逃がしてしまった。
シュライ「味な真似をしてくれるというかなんというか、さすがに侮れないな」
ルトラ「……今の人、いったい誰なんですか、ウォルトさん……?」
イズミ「誰って……お前まさか、まだ話していないのか?」
ウォルト「いや、だって、俺一人で決められる問題じゃないし……
悪い、どうしても言いづらかったんだ」
ルトラ「……ウォルトさんが私に何か隠し事してるってことはわかってます。
それが、私に気を使ってくれているっていうこともわかってます。
話してください。どんなに酷い話でも、後悔はしませんから……」
ウォルト「……聞いてしまったら間違いなく後悔することになると思うが、
本当に構わないんだな?」
今から話す内容如何によらず俺達はあなたの味方だ、と前置きして、全てを打ち明けた。
教会が土地の権利問題でもめていることはルトラも知っていたが、
やはりグリグオリグを列聖する本当の意味までは知らされていなかったらしい。
次の日、ルトラと一行は朝から書庫の調査に取り掛かっていた。
ルトラも昨晩は落ち込んだ様子を見せていたが、今日は調査にも気合が入っている。
思ったよりも芯の強い女性なのかもしれない。
イズミ「ところで、文献は誰が調べる?」
ウォルト「洞窟なんかの探索とはわけが違うからな。
知識があって、古代語にも詳しい奴が向いてるんじゃないか?」
シュライ「……俺にやれと?」
メロ「お願いいたします」
シュライが文献を読み進めていくと、それらしい一節を見つけた。
ルトラ「地下霊廟にグリグオリグが吸血鬼を封印したという痕跡が残っていれば、
今回の調査は大成功になりますね」
シュライ「そう簡単にいくだろうか……?いくつか引っかかるところがある。
まず、グリグオリグが封印したというなら、どうして退治してしまわなかった?
退治するより封印する方が危険度が高いはずだ――復活してくる可能性があるからな」
イズミ「シュライはまだ霊廟にそいつが封印されていると踏んでるのか?」
シュライ「文献を見る限り信用は出来ないが、もしあれが伝承じゃなく真実だとしたら
物見遊山気分で地下に行くのは危険だ。封印された、という保証はどこにもない」
キャリー「ねぇ、シュライ?もし吸血鬼がまだ活動することができるのなら、
それが村長が言ってた『呪い』に当てはまらない?」
シュライ「確かに、考えられない話じゃない。
吸血鬼がその存在を維持してくために血液を吸う必要があることは間違いない」
メロ「それを、村人に求めていたとするならば……
生贄を要求していたか、神隠しのように人を攫ってきたか。呪いと称される要素は確実にあります」
イズミ「――さて、それではそろそろ野営地に戻ろうか。さすがに丸一日文献調査は疲れる」
ルトラ「……いつの間にかすごい時間になってたみたいですね。
真っ暗な中だったから気づかなかったけど」
イズミ「ああ、そうみたいだな―― ん?」
ウォルト「どうしたイズミ?何かあったのか?」
イズミ「今、礼拝堂の方に向かってなにかが走ったような……。見えなかったか?」
「いや、何も見えなかったが。気のせいじゃねえか?」
ウォルト「念のために調べておくか。影の件もあったしな。ちょっと待ってろ……」
メロ「一体誰が礼拝堂に向かったんですか?」
ウォルト「そこまでは特定できないが、足跡から見て靴を履いたものであることは間違いなさそうだな。
足跡は左翼棟から来ている。左翼棟から何者かが侵入したか……」
キャリー「ねぇメロ。左翼棟に亀裂があったの、覚えてる?」
メロ「あぁ、ありましたね。……あの隙間から何者かが入った、と考えているのですか?」
キャリー「もしかしたら、と思ったんだけど……。おかしいかな?」
イズミ「ともかく、一度戻って礼拝堂を調べてみるか」
ウォルト「小さな子供か、ゴブリンなんかの小型の亜人間種なら通れるだろう」
キャリー「私が行って調べてこようか?」
イズミ「やめておいた方がいい。どんな危険があるかわからない現状では、単独行動するのは無謀だ」
ウォルト「他に通れそうな通路は……あった、こっちに階段がある。
おそらく、地下霊廟に通じているんだろう」
シュライ「さっきの亀裂とつながっている可能性は?」
ウォルト「考えられない話じゃないな。ただ、亀裂の奥がどうなってるか、ここからじゃ判断できない」
イズミ「可能性があるなら行ってみるか。他に道もなさそうだ」
一行は階段を慎重に降りていく。
ルトラはイズミのすぐ後ろを寄り添うように歩いている。
イズミ「……怖いか?心配するな。何かあったら、私の後ろに隠れてじっとしてるんだ。
こういうのには慣れてるんだ、冒険者という人種は」
アッシュ「また根拠もないのに調子のいいこと言いやがって。
セワードとかいう奴も、あの影も、いつ襲ってくるかわからねえんだぞ」
キャリー「こういう時はいいんだよ!ルトラさんを元気づけるためなんだから」
イズミ「しかし、思ったよりも深そうだな。まだ先が――」
ウォルト「――! みんな伏せろ!!」
イズミの言葉をさえぎってウォルトが叫び、皆が反射的に身を伏せると同時に矢が降り注いできた。
ウォルト「その声はセワード!どこだ、どこにいやがる!?」
シュライ「矢は上から飛んできて床に刺さったから、奴が上からこちらを狙っているのは明らかだ。
追い詰めるなら上だ」
キャリー「じゃ、じゃあ矢が飛んできた方に逃げるの!?」
シュライ「下に逃げて追いつめられるよりは、立ち向かった方がましだ」
イズミ「多少は撃たれるだろうが、やむを得ないか。皆、準備はいいな!」
4に続きます。
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