一次創作、時々版権ネタ。
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推奨レベル6~8 バージョン1.50専用
ネタバレなしの感想:
2回目のプレイですが、半分ぐらい内容を忘れてました。
役割の分担もPCに合っていて、にやにやする場面が何度もありました。
気になる点と言えば、誤字らしいものが少々あったぐらいでしょうか……。
マルチエンドなのでまた機会があったら別のエンディングも回収したいです。
ネタバレ、スクショ大量につき注意。
ネタバレなしの感想:
2回目のプレイですが、半分ぐらい内容を忘れてました。
役割の分担もPCに合っていて、にやにやする場面が何度もありました。
気になる点と言えば、誤字らしいものが少々あったぐらいでしょうか……。
マルチエンドなのでまた機会があったら別のエンディングも回収したいです。
ネタバレ、スクショ大量につき注意。
村周辺の調査をいったん終えて、一行は村へと戻ってきていた。
イオネ「まだ、詳しく見ていない場所……、学校と……マヤナの家?」
イクス「マヤナの話も聞いておきたいところだが、まずは近いところから調べていこう」
カルラ「でも鍵がかかってるわよ?」
シン「僕の出番だね。……はい、できたよ」
イオネ「いいから、早く中へ。……村人に見つかったら、大変」
カルラ「(ツッコミ役が足りないわ)」
リリー「でも、一回この学校は調べたでしょう?今更新しい発見なんて……」
イオネ「ジョンイが何か、隠してるかもしれない。それに、……あそこの扉の奥」
ディル「……あれですね。確かに、あの奥にはまだ行っていません」
イクス「そうだっけ?……いや、姉貴とディルが言うならそうなんだろうけど」
リリー「随分な量ね。いちいち調べてたら骨が折れそうだわ」
イオネ「地道にやるしかない。千里の道も一歩から」
カルラ「なんか違う気がする…… ?みんな、これ見て!」
イクス「サイト村……?ここの北にある村だよな?」
カルラ「今から大分前に襲われているわ。しかも、2度も。
1度目は子供を殺され、2度目は村人をみんな殺されたみたいよ」
カルラは別の資料を取り出すと、他の皆に見せる。
そこには同じく村が襲われたとの記述。ただし、今度は「メティック村」と書かれていた。
カルラ「メティック村は最近襲われ、子供のみが犠牲になったって書いてあるわ」
イクス「妖魔に襲われたのは2つの村……いや、サイト村、メティック村、ディマナ村の3つか。
とにかく、これは重要な証拠だな。実際に襲われたことを証明……」
その時、入口から足音が聞こえた。
イクス達が振り向くと、フードをかぶった男が姿を見せる。
途端、フードの男は走りだし、イクス達に襲いかかる!
イオネ「こいつ、ただの村人じゃない……、魔術師……?」
イクス「え、村人じゃないのか。見つかったかと焦って損した」
カルラ「のんきなこと言ってる場合じゃないでしょ!それだけ手ごわい相手だって言ってるのよ!」
イクス「分かってるよ!けどさ、ただの侵入者ならこっちも手加減は必要ないだろ?」
シン「(余裕ぶってる割には押されてるんだけど……。まあ、魔術師1人に負けることはないか)」
フードの男は書類の山に向けて炎を放つ。
書類から書類へ、瞬く間に赤い炎が広がっていく。
それを確認したフードの男は、冒険者たちの元を後にした。
……炎は冒険者たちが消し止めるよりも早くひとりでに消え始め、
後には黒い炭しか残っていなかった。
カルラ「あいつの狙いは書類だったのね。せっかくの証拠が消されちゃったわ」
イクス「でも、ここで立ち止まっていても無意味だ。次に進むぞ」
イオネ「だいたいの情報は、集まってきた……。あとは、マヤナの家へ」
マヤナの家に向かい、扉をノックすると彼女が恐々顔を出した。
イオネ「子供……どうして?」
リリー「他の子供達が様子がおかしいことぐらい見ればわかるわ。
知っていることを話してちょうだい」
マヤナ「……どこまで知っているのですか?」
イクス「どこまでって言われても……、どこまでだ?」
イオネ「……馬鹿リーダーは、さておき……情報は、既に、手に入れた。
ここで何が起こったか……順を追って、考えればいい」
カルラ「そもそも、襲われた村はこのディマナ村だけじゃないわよね。
学校で見つけた書類には、サイト村とメティック村が襲われたとの記述があった」
シン「じゃあ、ディマナ村はどこにいた妖魔に襲われたの?
僕たちを襲った妖魔も、このあたりに住む種類じゃなかったし……」
イオネ「(どこから、来たか……えっと……)」
イオネ「そうか、妖魔は北から来た……、村の北は、サイト村」
イクス「同じ北なんだな!つまり……、どういうことだ?」
リリー「移動してきたのね!サイト村からディマナ村、そしてメティック村へって順番に」
イオネ「リリー、それは少し違う……。妖魔の足跡は、2つあった。
奴らは……ディマナ村に、2度来てる。3つの村をスムーズに移動、したわけじゃない」
カルラ「学校の記事でも、サイト村は2度襲われていたみたいだからね」
シン「2度……。そう、2度だよ。
サイト村に2度目の妖魔が来た時、サイト村の大人たちは殺されたじゃないか」
イオネ「子供しか殺さなかった妖魔が、2度目だけは大人を襲う……、とは、考えにくい。
なら、他の者が殺した……と考えるのが、自然」
イクス「妖魔じゃないなら、誰が襲ったっていうんだ?」
イオネ「……恐らく……、ディマナ村の、人達」
ディル「そんな……!!」
イオネ「妖魔はディマナ村を襲った後、サイト村に戻り、ディマナ村に来た。
……妖魔を再びディマナ村に連れてきたのは、ディマナ村の人達じゃない……?」
リリー「そ、そんなの言いがかりよ!根拠はあるの!?」
イオネ「……カルラ、それ。それが根拠」
カルラ「それ……って、村の人口が関係あるの?」
イオネ「子供と大人の数が同じなのは、大人が誰かと……
サイト村の人達と争って、たくさんの命を落としたから……と、考えられる」
ディル「妖魔と争った結果、大人たちの数が減ったのかもしれません!」
イオネ「……妖魔は子供しか襲ってない。あなたも、聞いてたはず」
ディル「!……そう、でした……」
カルラ「なんでよ……。なんでディマナ村の人達は、
憎いであろう妖魔たちを連れて帰るような真似したのよ。答えて、イオネ!」
リリー「な、なら、サイト村の大人が襲われた後に殺されたメティック村の子供達は……」
イオネ「……ディマナ村の人達は、サイト村の大人を殺した時に、
妖魔を操る術、子供を生き返らせる術を手に入れた。
その後に、メティック村の子供を……」
イクス「ま、待て!」
イオネ「……イクス……」
イクス「ディマナ村の人達がサイト村の大人たちを殺した!?メティック村の子供達を殺した!?
子供を生き返らせるために!?全部お前の推測じゃないか!」
イオネ「でも……」
イクス「そんなことがありえるかよ!こんな狂気的なことがあってたまるか!
だいたい、村の人達はそんな素振りを見せなかったんだ!
そんなことをしたなら、ユニだって、すぐにでも旅人を追い出したいって思うはずだ!」
イオネ「……」
イクス「なのに、ユニは俺達を追い出そうとしていない!
だったら、それはディマナ村の人達が何も悪いことをしていない証拠になるだろう!」
イクス「カルラ……?お前まで何を……」
イオネ「……イクス、覚えてる?森に落ちていた魔術の欠片。
全部で7個……ディマナ村にいる大人の数と、一致する」
カルラ「あれを使った魔術で、村人の反応か記憶を操ってる……。
もしイオネの推測が当たっているなら、そうとしか考えられない」
イオネ「操られていないのは、ジョンイとマヤナだけ……。
おそらく、術者はジョンイ。あいつがマヤナに魔術を使っていない理由は……」
イクス「と、とにかく整理させてくれ!
恐ろしいことが起きたのは分かるんだが、訳が分からなくなってきた!」
イオネ「……まず、何が起きたかはわからないけど……サイト村で子供が殺された。
そして、妖魔を操作する術……子供を生き返らせる術……を、手に入れた」
カルラ「しかし、その術には子供の心臓が必要だった。
おそらく、生きた心臓でなければならない……。そうよね?」
イオネ「サイト村の人達は、ディマナ村を襲い、子供を殺した。生きた心臓を手に入れるために。
……子供のためとはいえ、殺人は事実。トラウマを忘れるために、魔術の欠片を使った」
カルラ「でも、魔術の欠片は……そうか、リューンから配送してきたのね」
シン「……マヤナ。君、何も知らない人には話せないって言ったよね?
言ったことには責任を取らなきゃいけないよね?……ねえ、マヤナ」
シンと目が合ったマヤナは小さく悲鳴のようなうめき声をあげたが、
やがて顔を上げると、はっきりと言った。
マヤナ「……ずっと待ってたんです……ずっと……。この村を救ってくれる人を……
それが……あなた達なんですよね……!」
ディル「そ、そうなのですか……?」
イクス「(本格的に訳が分からなくなってきた)」
イオネ「……話してくれる?」
マヤナは考古学者の母親と2人で暮らしていた。
母親はマヤナを連れて様々な洞窟を転々としながら、大金持ちになることを願って研究を続けていた。
サイト村に拠点を置いていた時、妖魔を操る真珠を見つけてしまう。
母親は真珠の研究を続け、子供を生き返らせる術を身に着けた。
母は妖魔を操り、サイト村の子供を殺した。
そして、ディマナ村の子供の心臓を奪い、サイト村の子供を生き返らせる。
母親はサイト村を支配下に置いた。自分がいなければ子供は死んでしまう、と脅して。
ところがある日、ディマナ村の人々が復讐にやってきた。
彼らはサイト村の大人を皆殺しにして、真珠とマヤナを奪い去った。
術に必要なのは真珠と、契約した人間の血縁者。
ジョンイはマヤナに村はずれの小屋をあてがい、復讐に協力した村人たちのトラウマを消した。
マヤナ「ある時噂を聞きました。メティック村の人たちが、この村を襲おうとしていることを……
お願いです、イクスさん……!あの真珠がある限り、この負の連鎖は繰り返されてしまいます!
どうか……どうか、真珠を壊してください!そして、……この村を救ってください!」
イクス「なあ、姉貴。俺、難しいことを考えるのは苦手だけどさ……
復讐とか、負の連鎖とか、そういうのはどこかで止めないといけないよな」
イオネ「……それが、リーダーの意見?
なら、私は、それに従う。……あなたは、間違ってない、と思う」
イオネ「(……ほら。皆も、そう思ってる)」
マヤナ「真珠は、少し北にある井戸の地下にあります。
ですが……先ほどそちらに、ジョンイさんが向かっている姿が見えたのです」
リリー「それって証拠隠滅じゃないの!急いで井戸に行かないと!」
マヤナ「は、はい!すみません!」
ディル「別に謝らなくてもよいですが……」
イクス「よし、そうと決まればすぐに井戸に行こう!」
3に続きます。
推理シーンで実際に書いてた図解。
左の二重丸がディマナ村。赤い線が妖魔の、青い線が人間の動きだと思って下さい。
1.マヤナの母親が妖魔を使ってサイト村の子供を殺す
2.妖魔をディマナ村に向かわせ、ディマナ村の子供を殺して心臓を抜き取る
3.ディマナ村の人間が報復に来て、サイト村の大人を殺す
4.妖魔とマヤナを連れてディマナ村に帰る
5.メティック村の子供を殺して心臓を抜き取り、ディマナ村の子供を生き返らせる
そして、これからメティック村の大人が報復にやってくる、という噂がある
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