一次創作、時々版権ネタ。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
推奨レベル3~5 バージョン1.60専用
ネタバレなしの感想:
結局、ルート分岐ってどこだったんだろう?
1度それっぽい選択肢はあったんですが、結局関係なかったみたいだったし……
ストーリーがすごい好みだったのと、
マルチエンドなのでまたいつか違うパーティでやりたいです。
また最初に主人公と補佐役を決めるんですが、
補佐役が参謀ポジションだったら困るなぁと思ったので補佐をリンセにしてプレイスタート。
その後、補佐役と参謀役は別に決められるとわかったので
途中までプレイしたところでいったんやり直しました。
なので今回のリプレイにはやり直し前と後のスクショが混じっていますが無害です。
スクショ多数、ネタバレ注意。
また今回は文字の比率が非常に高いです。
ネタバレなしの感想:
結局、ルート分岐ってどこだったんだろう?
1度それっぽい選択肢はあったんですが、結局関係なかったみたいだったし……
ストーリーがすごい好みだったのと、
マルチエンドなのでまたいつか違うパーティでやりたいです。
また最初に主人公と補佐役を決めるんですが、
補佐役が参謀ポジションだったら困るなぁと思ったので補佐をリンセにしてプレイスタート。
その後、補佐役と参謀役は別に決められるとわかったので
途中までプレイしたところでいったんやり直しました。
なので今回のリプレイにはやり直し前と後のスクショが混じっていますが無害です。
スクショ多数、ネタバレ注意。
また今回は文字の比率が非常に高いです。
デイジー「あの……冒険者さん達は、私のことをあまり気持ち悪がらないんですね……?」
クロード「ああ、そういえばお前もアンデッドだったな。
うーん……、デイジーってなんだか花の香りがするし、不思議と気味悪くないんだよな」
アーネスト「……クロード、その発言はどうかと思うぞ」
クロード「いやいや!?だって今本当に花の香りがしたし、じゃなくて!
別に変な意味で言ったんじゃない!だいたい女の子に興味はないし……!」
ジニア「おい落ち着け、余計に墓穴掘ってるぞ!」
リンセ「ほう、クロードにそういう趣味があったとは思わなんだ」
クロード「待ってくれ誤解だ!誤解だからー!」
ルベラ「……どうだ、落ち着いたか?」
クロード「ああ。デイジー、俺は見た目や種族の差で差別したりはしないよ。
宿の仲間にも人間じゃない奴はいるし、俺だって……」
デイジー「……?クロード?」
クロード「いや、なんでもない。
とにかく、アンデッドだからってむやみやたらと嫌うことはしたくないんだ」
アナンナに糸を届け、屋敷内の探索を続けた。
デイジー「こっちは2階です。地図はこちらに」
クロード「結局、1階にはビルもいなかったな。この辺りにいればいいんだが」
クロウ「まーた何か失くしたの?ビル」
ビル「ああ!クロウ!ちょうどよかった、俺の指輪を持っていかなかった?」
クロード「あれがビル……」
ビル「その格好……ひょ、ひょっとして、冒険者ってやつ!?
う、うわああああ!?退治される!?た、助けてー!!」
アーネスト「幽霊に悲鳴を上げられた……!?」
デイジーは依頼のことを説明し、ついでに冒険者達の誤解も解いた。
クロード「……そういうわけで、何かこの屋敷について知っていることはないか?」
ビル「こんな体だとね、壁も金庫もすり抜けてしまうから隠し事なんて意味がないんだ。
けど、フィロ爺の方がよく知ってる」
クロード「やっぱり、あの爺さんは何か隠してるのか」
ビル「昇天の話だって、ハーマンを救うためなんだろう?
屋敷の外に出たら、逃げたっていいんだよ、デイジー」
クロウ「そうしようよ、デイジー。逃げちゃおう。
皆が逝ってしまったら、僕は一人ぼっちになっちゃう。そんなの本当は嫌だ……」
デイジー「クロウ……。本当はそんな風に思っていたの?」
クロード「……デイジー。俺は冒険者で、依頼人はお前達だ。
お前が望むなら、俺達が逃がしてやる」
デイジー「……少し、考えさせてください」
クロウ「冒険者!なかなかやるじゃん!」
ビル「なんだか湿っぽくなっちゃったね。それで、この屋敷についての話だっけ。」
ビル「あの墓が全ての始まりだ。壊してしまえば、もうこの屋敷にとどまる理由はなくなる。
あとはハーマンを倒して強行突破してしまうんだ」
ジニア「あれ、でもさっき見た時は中庭には鍵がかかってたぞ?」
ビル「鍵の在処まではさすがに僕も知らないなぁ」
クロード「なるほど……。ありがとうな。中庭の鍵を探してみる」
ジニア「さてと。それじゃあ、中庭の鍵を探すか」
フィリン「フィロさんの聖書と、ビルさんの指輪もね」
ルベラ「指輪?ああ、そんなこと言ってたな」
クロード「それよりも、あの爺さんは皆に話をしたら戻ってこいって言ってたぞ」
ビルに指輪を届けると、フィロと話すために1階へと降りてきた。
デイジー「お爺ちゃん、皆と話してきたよ」
フィロ「そうかい。デイジー、今から話すことを落ち着いてよく聞きなさい。
生ある客人よ、どうか腰を据えてもらいたい。長い昔話になるじゃろう」
そう前置きして、フィロは語り始めた。
その心は清らかで慈愛にあふれる修道女だった。
ところがベリスを流行病が襲い、病人を看病する彼女もまた病に侵される。
彼女は病に苦しむ人々を救うよう神に祈り、祭壇の前で息絶えた。
ところが、人々が彼女の遺体を運び出そうとすると彼女は目を覚ました。
生き返ったマルガリーテは花の種を3粒握っていた。
天の国で高貴な姿をした老人に出会い、種をもらったのだという。
1粒を土に植えるとあっという間に芽吹き、誰も見たことのない花を咲かせた。
その花からは、流行病の薬も作られた。
フィロ「後にマルガリーテは列聖され、
花と種2粒は聖遺物としてベリス教会に祀られておるのじゃ。
いや、正確には『祀られておった』じゃな」
クロード「今は違うのか?」
フィロ「祀られてしばらく後に、1粒は不届き者の手によって盗まれてしまった。
そして、もう1粒はデイジーの体内にあるんじゃよ」
今から数年前のこと、種の1粒を別の教会に移動させる計画があった。
ところがその一団が盗賊に襲われ、1人の聖職者だけが生き残った。
花の種を抱えて命からがらたどり着いた場所は、
あろうことか『死者の蘇生方法を求める妄執に憑りつかれた男の館』だった。
男は聖職者を殺し、生き返らせたかった少女の心臓に種を植えこんだ。
フィロ「男はアンデッドとなった少女に、家と家族を与えた。
アスフォデルの加護は少女だけでなく、彼女が愛する不死者達をも護っておるのじゃ」
リンセ「護るといえば聞こえはいいが、
不死者たちをこの地に縛り付けているのはデイジー自身、ということかい」
デイジー「わたしの、せい……?ハーマンも、皆も、冒険者さんも……」
クロウ「デイジー!しっかりして、デイジー!」
デイジーは部屋を飛び出してしまった。
クロードも後を追おうとしたが、リンセに引き止められる。
フィロ「クロード。本当にあの子の力になりたいのなら、まずフィロの話を聞くべきじゃ」
クロード「でも……、わかったよ。
どうしてあんたは、デイジーの前でそんな話をしたんだ?」
フィロ「知らぬままでは、あの子はおぬしや教会に裏切られたと思い恨みを抱くかもしれぬ。
人に裏切られ、失意のうちにそれを恨んで死ぬのは何よりもつらいことじゃ……」
長い話を終えて、フィロから中庭の鍵の在処を教えてもらった。
クロード「……デイジーと話をしてくる」
アーネスト「分かっているな。何がどう転んでも、あの子は助からない。それを忘れるな」
クロード「わかってる。忘れてないよ」
デイジー「私がここにいるせいで……皆が……」
クロード「……うん」
デイジー「ごめんなさい……ごめんなさい……」
クロード「(……今は、好きなだけ吐き出せばいい。
俺には黙って聞いてやることしかできないけど……吐き出して楽になるなら、それでいい)」
デイジー「…………」
クロード「(……話しているうちに落ち着いたみたいだな)
なあ。デイジーは、何かしてほしいことってないか?」
デイジー「してほしいこと……ですか?」
クロード「ああ。しなくちゃならないとか、誰かのためじゃなくて、お前自身がしてほしいことだ」
デイジー「……。外の、お話をして。冒険者さんの、冒険の話……」
クロード「そんなことでいいのか?お安い御用だよ。
そうだな。それじゃあ、まずはこの間の……」
クロード「(俺はいろいろな話をした。六角沼のヒドラ退治、ラーデックでの人探し、それから……。
時に大げさに、話を広げながら。デイジーは目を輝かせて聞いてくれた)」
クロード「……そして、死闘の末に…… ん?」
アーネスト「邪魔してすまない。そろそろ話は終わりそうか?」
クロード「もうそんなに時間がたっていたのか」
デイジー「たくさんお話してくれてありがとう、クロードさん。私、もう大丈夫です
私も、クロードさんみたいにかっこいい人になりたいな。だから、もう泣きません。」
クロード「え?あ、い、いやいや!俺なんて全然強くもかっこよくもないし……!」
ジニア「あーあ、せっかくかっこよく決まってたのに。これじゃ一気に台無しだな」
リンセ「そろそろ行くぞ。デイジー、クロウもそれでよいな」
クロード「(そんなことわかってる。それでも救いたいと思うのは、無駄なことなんだろうか)」
墓石を壊し、屋敷の外に出る。
そこにはもちろんハーマンが待ち構えている。今度は逃げるわけにはいかない。
クロード「時間がかかれば死霊術師に気づかれるかもしれない!一気にけりをつけるぞ!」
フィリン「……神聖剣スキル、使わない方がいいんじゃない?」
ジニア「ってことはほとんど使い物にならないんじゃないか?
うわあ、アーネストの役立たず!お荷物ー!」
アーネスト「(ジニアめ、後で覚えていろ……!)」
何とかハーマンを倒した。
死霊術師に気づかれないうちに、ここを脱出しなければならない。
クロード「(この子を教会に送るか、それとも自由にしてやるか。
どちらを選んでも結末は同じだ。でも……)」
「教会には必ず行きます。でもその前に少しだけ、時間をください」
「わかった。お前の依頼、確かに受けた」
「そうと決まれば、見つかる前にさっさと逃げるぞ!」
その後2人を山の途中まで送り届けた。
せめて山を降りるまでの護衛を申し出たが、断られてしまった。
クロード「こんなところで本当にいいのか?」
デイジー「平気です。普通の女の子よりずっと丈夫ですから。
それに、あの人はもう追ってこないような気がするんです」
フィリン「何か困ったことがあったら、あたしたちの宿に来なさい。いつでも力になるわ」
2人を見送り、一行もまた帰路についた。
・感想
普段は庇われることの多そうなクロードが珍しく保護者ポジションになり、
自分が今までそうしてもらったようにデイジーを助けるんだけど、
救いきれなくてなんかやりきれない……というイメージでした。
序盤とか終盤とか、すごい台詞がキャラとピッタリでぞくぞくした。
おまけのスクショ
ビルの指輪を移そうとしたら、適性がよく分からんことになってたので記念に。
兄妹で明緑って初めて見たぞ……
PR
この記事にコメントする
カレンダー
最新記事
ブログ内検索
P R