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一次創作、時々版権ネタ。
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推奨レベル2~4、1人用。
ぶっとんだシチュエーションと心温まるストーリーのシナリオ。
依頼主にいちいち話しかけるのが楽しかったです。
クリア後に後書きを読んでほっこりしました。
最後のアレが唐突すぎて「え?」ってなったけど、そういう演出なら仕方ない。

ネタバレ、スクショ大量につきご注意ください。
あとラストシーンが一部すっぽ抜けてます。
このどんでん返しは伏せた方がいいかなと思いまして。
べ、別に描写が難しくて諦めたわけじゃないんだからね!

珍しく仲間も出払ってしまったある日の宿。
クロードは1人で暇を持て余していた。


クロード「(もちろん死にたくはないけど……。
ルベラやジニアの考え方が移ったのかもな。あいつらはいつも向こう見ずだから)」

……などと考えていたが、不意に座っていた椅子のバランスを崩し
頭を打って気絶してしまう。

誰かの呼ぶ声がして、目が覚めると

クロード「し、死神!?俺死んだの!?
命がけの冒険に出たい、なんて言ったから罰があったのか?
他の仲間はどうなるんだ!?どう言い訳すればいいんだろう……
いや言い訳しようがないよな……もう死んでるんだし……」
死神さん「まずは落ち着け。質問があるなら1つずつ順番にだ」

死神いわく、ただ依頼を受けてほしいだけらしい。
もちろんまだ死んではいない。
椅子をひっくり返したのもこの人の仕業だとか。
わざわざ呼ばれたのを断ることもできず、依頼を受けることに。

目的地に向かう道中、死神は依頼の詳細を話してくれた。

ところがこの人、「娘の結婚相手が決まらないままでは死ねない」と
頑張り続けているらしい。
この世への未練をなくすことも死神の役目であり、
その手伝いが今回の依頼となる。

今回の目的地、カザム村に到着した。

クロード「(や、やっぱり俺死んでるんじゃ……)」
死神さん「だが霊感の強い人間や、死期の近い人間には干渉できる。
それに、植物や家具には触れられる」
クロード「なるほど。人が座ってる椅子をひっくり返すぐらいはできるんだな」
死神さん「……なんだよ、まだ根に持ってるのか?」
クロード「当たり前だ!本気で死んだかと思ったんだぞ!(今も半分死んでるけど)」

死神に教えられた家の中には、オズワルドさんらしい初老の男性が寝ていた。
オズワルドさんいわく、娘の名前はアネッタ。
血の繋がりはなく、かつて自分が殺した親友の子だそう。
アネッタが親しくしている2人の青年を教えてもらい、さっそく調査に向かった。


1人目は村長の息子。名前をハンスといった。
村長はハンスを結婚させて跡を継がせたいようだが、
ハンス自身はアネッタとの結婚は考えていないような口ぶりだった。

村長の家から出ると、そこには青いフードを被った別の死神がいた。

クロード「……死神にも専門の違いがあるのか?」

向こうはカラスと呼ばれる死神で、事故死を専門にしている。
だが無理やりにも事故を起こすなど評判が悪いらしい。

クロード「(まさか、アネッタかその片思い相手が事故死するのか……?
もしそうなったらオズワルドさんの思いはどうなるんだ!?
いや、依頼失敗の代償に俺が殺されるかもしれない……うわああ、それだけは嫌だ……!)」
死神さん「どうした?暗い顔しやがって」
クロード「……いや、最悪の事態を考えてただけだ」


2人目はパン屋の青年。
カールはリューンに店を出す話が持ち上がっているが、決心がつかず悩んでいるらしい。
アネッタもカールに心惹かれているようだが、
父親が気がかりでリューンについて行く決心がつかない様子。

広場にも立ち寄り、何かめぼしい情報はないかと調査していたが
特に重要な話はなかった。


クロード「(がけ崩れ……死神カラス……)
このままじゃ、本当に最悪の事態が……?いや、考えすぎか」
死神さん「少し悲観的すぎやしねえか?」
クロード「あー……よく言われるよ」

その後、オズワルドさんに調査結果を報告して1日目の活動を終えた。

2日目。
アネッタは花を摘みに行ったらしい。彼女の後を追って村はずれへ向かった。

アネッタとハンスは、カールとオズワルドさんを含めた4人で
今後のことを相談することを決める。
そこへ突然カラスの罠が襲い掛かった。
死神の手助けもあってカラスは撃退したものの、
罠までは止められずハンスが大怪我を負ってしまった。


クロード「こうなることは予想できてたのに、助けられなかった……」
死神さん「あの罠はお前1人でどうこうできるものじゃねえだろ。いいから戻るぞ」

アネッタとカールはオズワルドさんの元を訪れ、
(見守る死神と落ち込むクロードをよそに)3人で話し合った。



死神さん「最初からこうなると決まっていたんだな」
クロード「俺は何もしてないしな。それどころか、ハンスは助けられなかったしな……」
死神さん「まだ引きずってたのか」




こうしてクロードはオズワルドさんと死神を見送り、戻ってきた。
……はずなのだが。


クロード「死神カラス!?まだ追ってきたのか!?
やめてくれよ、俺はまだ死ぬわけにはいかないんだ!」

死神のサポートなしでの戦闘だったが何とか打ち勝ち、今度こそ撃退に成功した。
無事に現世へと帰り着いた、その数日後。


クロード「(こっちに越してきたんだ……。じゃなくて、)なんで俺の名前を?」


さらに「あなたに返すように書かれていた」と言われ、
銀貨の入った袋を手渡された。


クロード「そうなんですか。今度は、仲間もつれて行きますね」
アネッタ「『今度は』……?」
クロード「あ、いえ。こっちの話です」


後日談。
クロード「……ってことがあったんだ。俺1人だし死ぬかと思ったし、大変だったよ」
リンセ「ふむ。しかし椅子からひっくり返って死にかけるとは、お主らしいのう」
ジニア「だよな!この前だって、女の人に無理心中させられたり」
フィリン「桜の幽霊に取りつかれたりね。危なっかしくて見てられないわ」
アーネスト「親父のお使いで雪山遭難しかかったこともあったな。今度は何をしでかすか」
ルベラ「これからは、くれぐれもあたしらから離れるなよ!いいな!」
クロード「お前ら……ちょっとぐらい、労わろうって気にならないのか……?」

上から橋の下、惑いの花、upun asのネタ。
1人用シナリオだから仲間との会話がなくて寂しかった。



クロードっぽくていいな、と思ってたら道中の選択肢で変わるそうです。
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