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一次創作、時々版権ネタ。
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推奨レベル4~6、6人専用シナリオ。
知らない国で散り散りになった仲間を探しに行く話。
パーティ分断ものと聞いて新月の塔みたいなのを想像してたんですが
あれとはまた違った方向にPCが苦しむ話でした。特に序盤。
中盤は適度にギャグあり、ラストは冒険者らしくてちょっとしんみり。
あと1.50以上のおかげなのか、BGMがやたらとかっこいいです。

追記から、リプレイっぽいものに挑戦してみました。
スクショが非常に多いです。


ある依頼の途中、イヴァンは仲間とはぐれて1人さまよっていた。
やっとたどり着いた街で情報を集めることになる。
しかし出てくるのは知らない地名や神の名前ばかりで、
調査は一向に進展しない。
辛うじてミアトと連絡を取り合うことは出来たが、
状況を変えられる情報は出てこなかった。
しかし、町にとどまることに不思議な安堵感を覚えていた。
どうしてここにたどり着いたのか、依頼の内容は何だったのか、
どこへ帰るはずだったなのか。
安心すればするほど、大事なことが思い出せなくなる。
このままでは大事な仲間のことまでも忘れてしまう、と気づいたイヴァンは
街を出て仲間を探しに行く旅に出る。


最初に訪れたのは古びた館。
探索している途中、ソニアと再会する。

イヴァン「僕と一緒に来て、これからもバシバシ鍵を開けてくれ!」
ソニア「そんなに鍵、鍵言われても……。空き巣じゃないんだから」
イヴァン「今空き巣みたいなことやってるじゃないか」

イヴァン「お前が僕と同行しなければならないのは理由がある。
お前がイヴァン一行の一員で、僕がリーダーだという事実。
つまりリーダー命令だ」
ソニア「……何のひねりもないチーム名ね」
イヴァン「それは今関係ないだろ」

だがイヴァンの言葉に何か思うところがあったのか、ソニアが仲間に加わった。
2人は次の目的地を目指しながら、パーティのことを少しずつ思い出していった。


次にたどり着いたのは砦の街。
国境騎士団が常駐して警備にあたっている。

イヴァン「(なんでラルフが騎士団の一員にされてるんだ……。まあ、正直そんな予感はしてたけど)」
ソニア「しかも何なのよその名前は。馬鹿なことやってないで行くわよ」

それ以上話す間もなくゴブリン達の襲撃を受ける。
騎士団の活躍で退けることに成功したが、ソニアは味方の陣形が適当すぎることに違和感を感じた。
2人は周囲を見渡せる丘の上に登った。


遠くの地点で逃げ延びたゴブリン達が転送されている光景を見ることができた。
もはやここが異常な世界であることに疑いはなかった。

ソニア「元の場所に帰るには、普通の方法じゃ無理かもしれないわね。
あの人なら何かわかるんじゃない?」
イヴァン「ミアトか?確かに魔法が原因ならあいつが詳しいだろうが、
それ以外の何かが原因ならエゼルに任せた方が」
ソニア「だってあいつの居場所分からないでしょ。
それに、エゼルは放っておいても生きてるだろうけどミアトはそうもいかないし」

ラルフ「あ、あの……」
イヴァン「何だ?」
ラルフ「ええと、お前達の戦いを見ていると何か思い出してきたんだが……。
実は、俺は……コペルニクス1号である自分にどこか違和感を感じていたんだ。」
ソニア「違和感しかないでしょ」
イヴァン「お前に下手に出られると怖いな。……いいから早く荷物を持ってこいよ」

こうしてラルフも加わり、ミアトがいるらしい森の中へ向かう。
砦を出る前に、森で迷わないようマッピングツールを購入した。


パーティ解散→再編成した時にspを持っていくのを忘れて
大変なことになったことなら何度かあります。



イヴァン「(誰だよ、地図に落書きしたの……)」

森の中で喋るリスに会った。

何でも、音楽会をする仲間が足りないんだとか。
見つけてくれたら秘密の抜け道を教えてくれると言われ、
仕方なく依頼を受けることに。

無事に仲間を見つけ出し安心したのもつかの間、演奏に起こされて怒った熊の襲撃を受ける。

あとちょっとで倒せるのに攻撃カード回ってこねえ!という状態で数ターン粘る羽目になりました。

辛うじて熊の襲撃を退けた一行は、抜け道を通って館を見つける。
そこにはミアトの姿があった。

ミアト「コペ……何とか?」
ソニア「いやーそれがねー!実はねー!」
ラルフ「うわああてめえ!言うんじゃねえ!!」
イヴァン「……いや、まあ、問題無いならいいんだ」

その後、ミアトの話から
「小国が大陸から切り離され、異次元に存在している状態」であることがわかった。
過去にも何度か移民計画が持ち上がったが、どれも計画倒れに終わっている。
しかし現在も誰かが洗脳して、国の中に迷い込んだ人を押しとどめているという。
この国に来た理由が分かれば帰る方法の手掛かりになるかもしれない、
というミアトの推理に従い、情報集めのために次の目的地へと向かう。


残りの仲間と帰る方法を探すため、一行は城下町に向かった。
情報収集も兼ねてレストランに立ち寄る。

イヴァン「2人いっぺんに出てきた!」
ソニア「まるで夫婦ね」
ドロシー「誰が夫婦ですか!」
ミアト「(よかった、記憶は大丈夫そう)」

レストランの業務が落ち着くのを待って、改めて合流した。
ドロシーとエゼルは一緒に行動していたらしいが、やはり情報はつかめていない。

ソニア「そういえばイヴァンの持ってる地図、何か裏に文字が書いてない?」



全てはこの依頼を悪ノリで受けたところから始まった。
引っ張り出すはずの息子は窓から逃走しており、
追加依頼として彼の捜索をすることになる。
調査の結果、あるコミュニティに参加していることを突き止めた。
無気力な人々を集め、献金によって理想郷へと送り出す。
さらに自警団からの要請を受けた一行はコミュニティの首謀者を捕えるはずだったが、
その「理想郷」へ飛ばされてしまっていた……。

イヴァン「とりあえず反省会は後回しにして、仕事の続きだ。
委任状は持ってるか?」
ドロシー「あ、すみませんこれです。ぐしゃぐしゃにしてテーブル拭きにしてました」
イヴァン「広げて乾かしておくように」

こうして、一行は首謀者のいるであろう城を目指すことになった。



イヴァン「うわっ、また落書きされた!油断した隙に……」
ドロシー「ずいぶん汚い地図ですね。落書きだらけではありませんか」
エゼル「……というか、どこまでが落書きでどこからが地図なんだ?」
イヴァン「手描きなんだから仕方ないだろ!適当でも読めればいいんだよ!」

城の中へと踏み込む。
兵士たちとの連戦を越えてついに首謀者の元へたどり着くが、
向こうの参謀が立ちふさがった。

ソニア「うちの参謀より賢そうだね」
エゼル「ずいぶんひどいこと言うな!確かに見た目では負けてるかもしれないがこれでも俺は」
イヴァン「(舌戦に持ち込むつもりか。知力+慎重判定なら……)よし、ミアト頼んだ」
ミアト「!?」
エゼル「一番駄目じゃないか!?」

真っ向から反論してやり込めるが、あと一歩力及ばず。Lv6判定は厳しいです

イヴァン「安心しろミアト、必ず敵は取る!」


エゼル「あれだけかっこつけといてひどいごり押しだな」
ドロシー「向こうも納得してしまいましたし、いいんじゃないですか?」
ラルフ「論理はともかく、説得力と迫力はあるからな。
伊達に冒険者のリーダーやってねえってことだろ」

こうして首謀者と参謀の捕縛に成功した。
やり方やターゲットには問題があったが、
首謀者の掲げていた「居場所のない者に救いを与えたい」という信念だけは本当だった。
無気力だった者達の行き場所だったこの国も変わっていくだろう。
このまま生活を続ける者もいれば、
何事もなかったかのように元の世界に帰る者もいる。

無事に帰り着いた一行もまた元の暮らしに戻っていくのだった。


リプレイ書くのは楽しいけど大変でした。バックログ便利すぎる。
戦闘と長台詞のシーンは特に難しくて、ほとんど描写せずにすっ飛ばしてしまいました。
序盤の描写が適当になってしまったけど、
最初の行き詰まる感じがあったからこそラストの台詞が生きるなぁと。

ところで、地図の落書きは伏線だと思ってスクショ撮ってたんですが
結局何もなかったです。


おまけ。
砦の街で流れるBGMには歌詞付きのアレンジバージョンがあります。
素材サイト内、フリーBGM素材>BGMカラオケにて配布中。
はるか昔に歌い手に憧れてた時期があって、この曲を練習してました。
今となっては黒歴史だけど、よく聞いていたBGMが流れたときはひたすら懐かしかったです。
歌詞も旋律も覚えてたからお遊びで歌って録音してみたんだけど、予想以上の大惨事だったorz
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